Random stuff matters.

1日1笑、のんびり行こう

一気読みした本

今週のお題「最近読んでるもの」。

 

一気読みして読み終わってしまったが、有吉佐和子さんの『仮縫』を最近読んだ。

 

この本は肉乃小路ニクヨさんがYoutubeで紹介されていたのをたまたま見かけて、興味があって購入した。

 

ニクヨさんの主人公に対する「こういう子が『欲しい』と思われる新人である」というコメントに興味が湧いた。

 

読んでみて、主人公の特徴をもとに欲しいと思われる新人の要素を考えてみた。

 

雑用を雑用とも思わず夢中で働く、残業も全く苦でない

 

ワークライフバランス、なんてものは無い、仕事一本

 

経営者マインド

 

野心

 

自分の成功への執着

 

素直

 

・・・

 

本を読んで、自分が新人だった頃どんだ新人だったかを思い返した。

 

この主人公に比べるとかなり傲慢だったと思う。

 

経験も無いのに、自分のスキルをコツコツ磨くでもなく、ただただ与えられる仕事に不満ばかり。

 

新人の頃にこの本を読んでおきたかったなぁなんて、今更ながら思う。

ベビーポテト

今週のお題「芋」。

 

今住んでいるフラットにはオーブンがついている。

 

何でもかんでもオーブンで調理、温めることができて大変便利である。

 

我が家の食卓に頻出する献立の一つにポークリブプレートがある。

 

洗い物はできるだけ少なくしたいのでワンプレートで用意する。

 

付け合わせに使うのが、ベビーポテトを使って作るフライドポテトだ。

 

いつも買っている1キロ1ポンドのベビーポテトは皮はそのままで食べられる。

 

くし形切りにしてオリーブオイルで揚げ焼きにする。

 

揚げ物は揚げ焼きにするのが楽だ。

 

揚げ焼きだと全体が油に浸からない。だから色付けをするために時々ひっくり返す。

 

全面丁寧に、綺麗な色になるまでじっくり育てる。

 

好みの色に揚がったら、キッチンタオル2枚敷いたボウルに油ごと流し込む。

 

塩と黒胡椒で味付け、リズムよく振るう。

 

ポークリブとサラダとフライドポテト。

 

美味しいね、と夫婦二人でごちそうさま。

 

 

 

 

 

パンとコーヒー

イギリスは物価が高いとよく言われる。

 

越してきて、確かに物価高を肌で感じる。

 

朝のパンとコーヒーも、外から入手すると合計で1,000円は余裕で超える。

 

お気に入りのパンはクロワッサン。コーヒーはモカ

 

昔住んでいた頃も高かったが、あの頃は学生だったのもあり、学生価格でだいぶ得をしていたと今になって思う。大学の売店では1.5ポンドでラテが買えた。

 

今買っているモカの値段は3.7ポンド。

 

物価が高いのは重々承知だが、美味しいクロワッサンとモカを自力で生産する労力を思うと、払ってしまう。

 

時間を買っている、ということだろうか。

 

サクサク、ふわふわのクロワッサンと、絶妙な甘さでついついリピートしてしまうモカを作ってくれる人の、人件費。

 

全然いい、出す出す。

 

もちろん毎日は贅沢だから、何日かに一度だけである。

 

日をあけて、小さなお楽しみとしている。

 

今朝がその何日かに一度の日だったので、次のクロワッサンとモカはまた数日後である。

 

その数日後のことを考えると、嬉しくなる。

 

こうやって自分の機嫌を良くしている。

 

ものすごく単純でおめでたいが、これでいい。

 

これがいい。

 

 

 

 

 

 

雨の日の散歩

今週のお題「こぼしたもの」。

 

私のこぼしたものは、犬の足を拭いた後の水である。それはそれは盛大にぶちまけた。

 

私は今イギリスに住んでいる。夏に越してきた。

我が家の犬も一緒に引っ越してきた。

 

10月に入ってから雨の日が多い。散歩も一苦労である。

 

いつもの散歩コースは、アパートの隣の住宅の間の道を抜けて、公園を一周し、行きと同じ公園までの道を通り、帰ってくる。

 

公園は、アスファルトの上はまだマシだが、雨のせいであちこち泥でべちょべちょであり、犬は最も汚れなさそうな道を選んで歩いてくれるわけはなく、帰宅後の犬の足は真っ黒だ。

 

ちなみに我が家の犬は元は白い。ウエストハイランドホワイトテリアという長い名前がついているが、まあ白い犬だ。

 

この白い犬を二週間に一度のシャンプーの日まで、なんとか白く保つために、あれやこれやと飼い主は努力している。

 

雨の日の散歩帰宅後は、水を溜めた容器に犬の手足を突っ込んで洗い、ボディ用シートで全体を拭く。

 

私がぶちまけたのは、この手足を洗った後の水だ。

玄関でぶちまけた。正確には私がぶちまけたのではなく、犬が蹴っ飛ばした。

 

犬の気持ちもわかる。綺麗にするのなんか後でいいから先に朝飯を、ということだろう。こちとら一生懸命拭こうとしているのだが、お構いなしにリビングに向かおうとする。

 

このやりとりをしている最中に、犬は容器を蹴っ飛ばし、水をぶちまけた。それはそれは盛大に。

 

我が家の犬はこのような時、「やっちまった」という顔をする。悪いことをしたというのがわかるらしい。遊んでいる最中に手をガブっと噛んでしまったりするときも同じ顔をする。

 

やっちまったことがわかるだけえらいもんだ。

 

怒ってもしょうがないので、私は怒らない。次からは蹴っ飛ばされないように、私が工夫して差し上げよう。

 

明日も雨である。明日もどろんこになって帰ってこよう。